2010年06月22日

iPhone 4のRetina displayってのがなんだかなーと思う理由

あんまりきちんと整理されていないので、自分なりに調べ物をしてまとめてみました。 
Retina display。iPhone4の目玉機能なのに眉唾もので、自分的にはちょっとキモイです。 

なぜキモいか?結論から言うと、Retina displayっていうほどすごくないじゃん!?って思うんですよ。しかし、カンファレンスとかで記者が口々に 

「すごい!」 

「Appleさすが!」 

っていうからには、やっぱりすごいんでしょうね。でも、それってRetina displayのおかげではなく、単純にディスプレイがきれいなんですよ。別の要素がすごいんですよ。 

なのに、それをわざわざRetina display(網膜ディスプレイ)なんて聞きなれない言葉を持ってくるあたりが、ちょっとキモい。 






■Retina displayとは何か? 

2010年の6月8日にiPhone 4が発表されました。マルチタスクや新型カメラと並んで目玉機能として紹介されたのが、「Retina display(網膜ディスプレイ)」です。 

Retina displayとは何か?簡単に言ってしまえば、これまでよりも解像度が高い、高級なディスプレイのことです。 











iPhone 4では、これまでのiPhoneからピクセル密度が4倍になりました。ディスプレイの画面のはよく見ると数百×数百のツブツブで構成されていますが、これが4倍になったんです。 
ディスプレイサイズが変わらないまま、326ppiになりました。 

※ppi=1インチあたりのピクセル数 

Appleいわく、「人間の網膜が認識できる上限」が300ppiらしく、今回はそれを越えています。なので、肉眼で確認できる限界までキレイな画像のようです。 

※ちなみに、Appleが言うには目から1フィート離して見たときの認識できる限界が300ppiのようです。 






■それって本当にすごいの? 


iPhone 3GSよりすごいっていうのは分かりました。では、それは他のケータイよりすごいんでしょうか? 

というか、他のディスプレイで今までppiって、あんまり意識したことなかったんですけど・・・・ 
とりあえず、僕が使っているF-09Aを計ってみました。 

ppiは資料に載っていないので、自分で計算。 

--------- 
ディスプレイ:約3.4インチ TFT液晶 
フルワイドVGA(480×960ドット)1,677万色 
--------- 

画面のサイズを測ったら、だいたい1.6インチ×3.1インチ 
これに対して480×960ドット 



・・・・あれ、縦横約300ppiじゃん。。。。。 






そんなバカな!一年前に出たケータイが同じppiだって? 


と思って、他もいろいろ調べてみたが、だいたい日本のケータイは300ppiぐらい。 
中には320ppiあるものもあります。 


あれ?Appleは一体誰に何を自慢したかったんでしょうか・・・ 







■じゃあ、他の海外ケータイは? 

あんまりデータがなかったので、とりあえず日本にも出ているものから。 


【BlackBerry Bold】 
ディスプレイ:約 2.7インチ、480×320ドット 
たぶん200ppiちょっとぐらい。 


【HTC Desire】 
ディスプレイ:約3.7インチ、800×480ドット 
たぶん240ppiぐらい。 

【Xperia】 
ディスプレイ:約4.0インチ、480×854ドット 
たぶん240ppiぐらい。 


あー、スマートフォンの中ではすごいってことですね。 






■矛盾 


しかしですね。普通の携帯電話持っていた人がスマートフォンを持って、「画質、悪っ」って思った人っているでしょうか? 

たぶんいないですね。 
僕も、ドコモのケータイ持っててそこからiPhone 3GSを買いましたが、画質は別に悪くなったとは思いませんでした。 
むしろ、これまでのケータイより大画面でキレイだと思いました。 



例えば、テレビとかパソコンを買うときにppiって気にしていますか?たぶん気にしていないですよね。でも、テレビって同じ大きさのプラズマテレビでも、今と5年前じゃ美しさが雲泥の差です。それは、ppiじゃなくて他の機能が進化しているからです。 

デジカメにしてもそうです。コンパクトデジカメで1000万画素に到達したあたりから、もう画素数の話はウリにはならなくなりました。 



つまり、キレイかキレイじゃないかを判断する上で、たぶんあんまり、ppiって重要じゃないんですよ。 






■そのマーケティング方法がなんか嫌だなぁ 


ちょっと前に話題になった画像に、こんなのがあります。 


『日本のメーカーがiPhoneを作るとこうなる!』 

日本企業がiPhoneを発売したら



このとき、あぁ、なるほどって思ったんですよ。日本のメーカーはスペックにこだわるけど、Appleはユーザー・エクスペリエンスにこだわった。そこがAppleのすごいところ。 




まぁでも、それって裏を返せば、Appleが他の携帯電話にスペックで勝てないから、違う土俵で勝負しようとしているだけなんですけどね。 

で、今度はスペックでイイ勝負ができちゃったとたんに、「Retina display」の登場!これは参りました! 





今の流れなら、何を言ってもApple信者が手放しで褒めてくれそうですから、この広告方法もアリなんでしょうが、僕はなんだかなーという気がします。 

※広告方法にケチをつけているだけで、実際ディスプレイはキレイなんだろーなーと期待はしています。 






ついでにいうと、網膜ディスプレイっていうのも誇大広告らしいですよ。まぁ、これはちっちゃな話ですが・・・・ 


『iPhone 4「網膜ディスプレイ」は誇大広告:専門家が指摘』 
http://wiredvision.jp/news/201006/2010061122.html

chrlohya at 01:42コメント(0)トラックバック(0)ビジネス | 科学・雑学 

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